前回はコエンザイムQ10の発見プロセスについてお話しました。
コエンザイムQ10は細胞内にある主にミトコンドリアというエネルギーを産生する器官で補酵素として働いています。
ミトコンドリア由来のエネルギーは総エネルギーの95%を占めています。
そのほか、コエンザイムQ10は強力な抗酸化物質としての働きがあります。
同じような抗酸化物質のビタミンE(トコフェノール)は場合によって酸化を促進させる場合があり(ビタミンEラジカルの発生)、これを抑制するのがコエンザイムQ10とビタミンCとなります。
コエンザイムQ10は残念ながら年齢とともに減少してきます。
年齢 COQ10量(μg/g)
19〜21歳 110.0±9.4
39〜41歳 75.0±8.3
77〜81歳 47.2±3.9
(参照 Kalen,A.,et al,1989,Lipids,24,579-584)
上の表は、心臓の筋肉内のコエンザイムQ10量ですが、20歳時にくらべ40歳で約7割、80歳で約4割になっていることがわかります。
コエンザイムQ10の減少を補う目的で、サプリメントとして内服あるいは、化粧品として使用が行われています。
皮膚での作用は、しわの抑制、しみの抑制があるようです。
化粧品への配合は平成16年にユビデカレノンという名称で可能となりました。
日本では、1日の摂取量が30mgまでと規制されています。
(アメリカでは600mg〜1200mg 日本でも30mg以上配合されている製品があるようですが???)
ラットに対し体重1200mg/kgという量を2年間連続投与しても何の異常も起らなかったようですから実際に副作用はなさそうです。
(参照)
コエンザイムQ10をサプリメントとして摂取する際は、食後に摂取するように注意してください。
食前に摂取すると、血液中の濃度が約2/3ほどに減少します。
又、単なる分散タイプではなく、ナノ粒子タイプの吸収が優れているようです。(参照)
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2007年03月29日
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